【旭園の家④:リノベーション工事が始まりました】
駐車場に続き、現場では内部の工事が始まっています。
解体作業は終わりました。
押入や部屋の壁などは 部分的に撤去。
リビングの照明器具と飾り天井の枠を残して、廊下とリビングの間仕切り壁を取り払いました。
2階の小屋裏、丸太の梁まで見える状態になり、土壁もあらわになりました。
棟束には おかめの面をつけた御幣が。
御幣(ごへい)とは、神道の祭祀で用いられる幣物の一種です。
棟上げを行うとき、古くよりおかめの面を御幣に付ける習慣があります。
福が多いことから縁起がよいとされているおかめ(=お多福)。
新築当時ですから、今から40年も前のおかめ。
壁下地の土壁も 小舞(こまい)といって、竹や細木を格子状に組み 土を塗り込む伝統的な構法です。
押入の内壁も 漆喰(しっくい)を塗って仕上げてありました。
桁は、材木を加工して接合しています。
材木に印を付けて、ノミで削るなどして 材木と材木をつなぐように加工をしています。
以前は、大工さんが木材を切ったり刻んだりしていましたが、今はプレカット工場と呼ばれる工場で機械を使って切られていて、構造材を切り出すこと自体を大工さんが行うことは少なくなりました。
築年数の古い建物をリフォームする時は、伝統的な構法や 今ではあまり使われなくなった材料も多く見られるので とても興味深いです。
解体後は、設計、現場監督、大工さんと現場で打合せ。
床のレベルなどを測り 納まりを確認。
キッチンの床は傾きがありました。
そのため、当初予定をしていなかった下地からやり替えをして レベル調整を行っていきます。
年数が経っている家のほとんどは、壁や柱、床に多少の傾きが生じています。
イレギュラーなことも柔軟に対応しながらクリアしていきます。
次回は、大工さんの作業。
金物を入れ 耐力壁をつくり、耐震補強をしていきます。
旭園の家⑤耐震補強工事を行いました。
旭園の家③:駐車場をつくります。
旭園の家②:建物現況調査(インスペクション)を行いました。
旭園の家①:駅徒歩5分、築40年の家を買い取りました。
山根木材の中古住宅 STOCKHOME(ストックホーム)
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